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【muscari.】仕様書とあとがき

一次創作小説を発行しました。

挿し絵はありません。

人間関係へたくそうちのこなのでそうはならんやろと突っ込みを入れながら読むと楽かもしれません。

この記事は仕様作業手順使用ツールあとがきの順になっているので興味のないところは飛ばしてください。ほぼくぅ疲。内容には触れません。

初めて小説・小説本作ったよという覚え書きでもあるので何か参考になれば幸いです。

 

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【文庫本】muscari. / 【電子版】muscari.

仕様

本体・ブックカバー印刷:大阪印刷株式会社(https://otaclub.jp/

無線綴じ本体プラン(A6)、ブックカバー印刷(A6文庫用)

 

本体表紙:里紙(しょうぶ 170kg)

本文用紙:書籍用紙 57kg

本文ページ数:290ページ

カバー:コート+クリアPP(巻き作業を希望しない)

 作業手順

埋葬卿というテーマで6月に描いたこの落書きが発端。

おはなしは元々こういうエピソードがあって~というメモ書きをしていて、気分が乗ってじゃあ小説にしよ!ってなった時に各エピソードを頑張って繋げてあとは9月頭~1月頭までの間1日1,000字ずつちまちま書いていました。内容(罪状諸々)は昔某樹海ゲーでやったロールプレイが元ネタなので、書きやすいといえば書きやすかった。

メモ書き(プロット)22,339字→完成137,242字

 

1,000字の基準は本文とプロットの補足・追加の合計。Nolaが本文部分を書いて保存すると今日書いた文字数をカウントしてくれるので、レシートになっているメモ書きを章ごとに本文に割り振っておいて、そこからなんでもいいから今日の文字数が1,000超えればオッケー!というゆるさでやっていました。

メモ書きで書いた文章はそのまま使うことが多かったです。いつどこまで説明入れたか忘れるし整合性確認するのがめんどくさいので前から順に書き進めていて、メモ書きの行間を本文が追いついたときに付け足していく感じで書きました。イラストの厚塗りに似ている(?)

 

モチベーションを高めるため3章までは章を書き終えるごとにコピ本にしていました。これがまたとてもよい、そして誤字脱字めっちゃ気付く。つまり4章以降の誤字脱字は…

そんな感じで文庫メーカーの使い方とScribus上のレイアウトも同時進行で調整して、本文が完成することにはもう本文画像をScribusに置いていくだけ、表紙描くだけ、という流れでした。は?表紙、描くだけ…?(ここで1か月経過)

 使用ツール

・Nolahttps://nola-novel.com/

見た目が非常にいい。以前からちょこちょこ触っていましたがちゃんと本文書くのに使ったのは今回が初めて。最初メモはEvernoteでしていましたが本文書くにあたってこちらのAndroidアプリに移行しました。

目標字数決められたり、文字数も改行とかルビ・ルビ記号抜いてくれたりとかしてくれるので大変親切です。ルビ記号が文庫メーカーと互換があるので画像変換が楽でした。

 

・Scribushttps://www.scribus.net/

いつもの。といっても今までに作ってきたイラスト本と違ってノンブルも文庫メーカーの方で付けたので、ほぼ画像をぽんぽん置いていくだけ。文字入れは文章が始まるまでのタイトル表示とか奥付でやったくらい。

なお右綴じに対応していない(出力はできる)ので右に表示されているのが左ページ、左に表示されているのが右ページという超作業環境でした。

実際の作業画面のメモ

 

・CLIP STUDIO PAINThttps://www.clipstudio.net/ja/

いつもの。表紙・カバー作成。

アップデートで整列機能が追加されたので簡単な配置作業が楽になりました。

 

・Romancerhttps://romancer.voyager.co.jp/

二次創作本「夜闇と金属」の時にEPUB作れないかと思って触っていたサイト。現在は月額会員またはサポーターでないとEPUB出力できませんが、電子書籍という形態は提供してくれるのでこの度もありがたく使わせていただきました。

サイト自体にエディターがあるので電子書籍興味あるなーって思っているならぜひ触ってみることをお勧めします。

 

・文庫ページメーカーhttps://sscard.monokakitools.net/bunko.html) 

最初は適当に本文流し込んで出力してポチポチして眺めるだけでよかった…よかったのに気づいたらコピ本作っててさらに文庫本にしてえなあって思わせてきたやべーやつ。ありがとうございました。

使い始めた頃はできませんでしたが、アップデートで任意のページ数からノンブルが振れるようになったことで付記に章タイトルが入れられるようになり神になった。

 

・ISDNhttps://isdn.jp/

カバー背面のバーコード。こういうパロディだいすきです。おかげでよい体裁になりました。

当初は2月5日発行予定だったので発行日の登録が2月5日になっている。面倒で変えてない。

入稿日の関係で記載の発行日は10日に変更したけど早く届いたので結局5日に通販始めてなに…この…

 あとがき

文庫本作ってみたいけどそもそも本全然読んでないしろくに小説文とか書いたことないし、作ったとしても文庫本の体裁をしたイラスト本とかなんだろうなと思っていました。でもなんかできた。作りたいって気持ちとノリは偉大。

それと書いたら楽になった気がします。せっかくだから作っておこうってのはとてもいいことですね。

 

登場人物の性別はなんとなく決めてある人もいますが基本全員未設定です。

キャラデザはあるけど出せる形になっていないので頑張って描いてXにでも上げられたらなあと思います。一応葬務者はお酒のらくがきで全員描いたので見てえなあという方はOCの一番下あたりをどうぞ。2024年2月時点。

 

個人的には気づいたら第一海葬伯にありえん愛着がわいて今作の退場後のことを思うと何か書きたい気がしてならないので、外伝みたいなの作れたらいいなーと思っています。まあ言うだけタダ。

先のことを考えると疲れるのでのんびり何か作っていけたらいいなという次第です。

それから本買ったよとか買ってないけど発行おめ!とかそのツールいいね!とかだけでも反応いただけるとうれしくなります。muscari.に限りません、もしなにかありましたらお題箱マシュマロへどうぞ。

XやPixivの閲覧・反応ひとつでも大変励みになっています。本当にありがとうございます。

 

今後ともすきなように思いついたものを発行することがあると思いますので、見かけた折にはよろしくお願い致します。